彼岸花はその名の通り、お彼岸の時期に花を咲かせます。
田んぼのあぜ道や道端にずらりと並んでいる姿は美しい一方でどこか哀愁を感じさせます。
そんな彼岸花の花言葉には怖い意味が含まれているのでしょうか?
怖そうな別名をいくつも持つことでも知られている彼岸花の花言葉についてまとめました。
ここでは
- 彼岸花の花言葉は怖いって本当?
- 赤や白の色別の花言葉の意味は?
- 彼岸花の名前の由来
について紹介します。
Contents
彼岸花の花言葉は怖いって本当?
彼岸花の花言葉に怖い意味はありません。
彼岸花はお墓の周辺に咲いていることも多いため、「怖い」・「不吉」というイメージを持たれています。
彼岸花には毒性があり動物避けとしてお墓の周りに植えられました。
彼岸花は球根や茎、それから花や葉の全てにリコリンという毒が含まれています。
昔は火葬ではなく、土葬をしていたため、動物が掘り返さないようにするためお墓の周辺に植えていたのですね。
また、彼岸花が怖いイメージとなっているのは咲き方にも理由があるとされています。
お彼岸の時期に咲く彼岸花は葉がつく前に開花し、花が落ちてから葉が咲きます。
これは、葉が付いてから花が咲く普通の植物とは真逆の咲き方のため、不気味と思われてしまうようです。
意識して見てみると、茎が1本まっすぐに伸びた先にポツンと花が咲いているのがわかりますよ。
彼岸花の赤や白の色別の花言葉の意味は?
赤い彼岸花を思い浮かべることが多いと思いますが、白や黄それから、ピンクといった色の彼岸花もあります。
色別に花言葉がついているので紹介します。
赤の彼岸花
赤の彼岸花の花言葉は「情熱」「悲しき思い出」「諦め」「独立」「再会」です。
お墓の周辺でよく見ることがある彼岸花は、故人への悲しみなどの思いが花言葉の由来となっています。
また真っ赤な彼岸花の姿から、情熱という意味も付けられています。
白の彼岸花
白の彼岸花の花言葉は「また会う日まで」「思うはあなた一人」です。
故人をいつまでも大切に思う気持ちが込められています。
また、一途に思う純粋な意味の言葉もつけらていて素敵ですね。
黄色の花言葉
黄色の彼岸花の花言葉は「深い思いやり」「陽気」「追想」「元気な心」です。
故人を亡くした後、元気を取り戻した心の様子が花言葉としてつけられています。
黄色はパワーの強いイメージがあるためぴったりですね。
ピンクの花言葉
ピンクの彼岸花の花言葉は「深い思いやり」「快い楽しさ」「楽しむ」「あなたのために何でもします」「悲しい思い出」です。
彼岸花のピンク色は、園芸用に品種改良されたものでリコリスと呼ばれています。
ピンクの花言葉は愛情の感じられる意味の花言葉が使われています。
オレンジの花言葉
オレンジの彼岸花の花言葉は「妖艶(ようえん)」です。
オレンジ色の彼岸花の姿が優雅で美しいとされているところからつけられているようです。
青の花言葉
青色の彼岸花は実は存在していません。
人気漫画に「青い彼岸花」という言葉が登場したことで話題になりました。
実在しないため、花言葉もありません。
彼岸花の名前の由来
彼岸花の名前の由来は、秋のお彼岸の時期(9月中旬)に咲くことからつけられています。
彼岸花は別名がかなり多く、その中には怖くて不気味な名前が多く存在します。
彼岸花に毒があることやお墓に植えられていること、それから赤い姿が血を連想させることなどが関連しているようです。
別名の一部を以下にまとめました。
- 地獄花
- 死人花(しびとばな)
- 幽霊花
- 捨子花(すてごばな)
- 葉見ず花見ず
- 毒花
- 痺れ花
- 曼殊沙華(まんじゅしゃげ)
- 雷花
- 狐花
- 狐の松明
- 剃刀花
- マジックリリー
- ハリケーンリリー
- レッドスパイダーリリー
別名には怖い意味の言葉が付けられていふこもから、花言葉にも怖い意味があると思ってしまうのもわかりますね。
彼岸花の花言葉は怖いって本当?色別の意味や名前の由来のまとめ
彼岸花の花言葉は怖いのか、色別の意味や名前の由来についてをまとめました。
彼岸花はお墓の周辺に植えられていることや、毒性を持っていることから怖いイメージが持たれています。
しかし、花言葉には悲しい言葉はありますが怖い花言葉はついていません。
逆に良い意味として使われている花言葉もあります。
ただ、人へ贈るというような花ではないため観賞用として楽しみましょう。